コーヒー豆を粉にするときも好みの挽き方ができるって知ってますか?
カルディなどコーヒー豆を買った際、「粉ですか、豆ですか?」と聞かれ
粉に挽いてもらう時、正直どうしたらよいのか悩みますよね。
そんな時にちょっと思い出せたり知っていれば
自分の持っている器具や、好みの抽出方法に合わせて豆を挽けてより楽しいコーヒーライフにすることができます。
コーヒー豆を買った際に
「粉にしますか?豆のままですか?」
と聞かれても慣れていなかったりすると、どう伝えたらいいか困る事ってありますよね。
豆の挽き方で自分好みのコーヒーを楽しめるなんてコーヒーを自分でドリップしようと思わなければ知らなかったことなので、私は驚きでした。
そして豆の挽き方もコーヒーの抽出の仕方によってある程度決まってきます。
このあとはもっと具体的にご紹介していきます。
挽き方の番号(挽目ともいいます)はドリップ(抽出)の方法によって変わります。
器具によってお湯の落ちる速度などが違うためです。
また、これからご紹介することはお店によって変わるものではなく
カルディや他のコーヒースタンドでも変わることのない一般的な内容です。
大雑把には、粗挽き~極細挽きまで5段階の挽目があります。
番号:2~3
適した抽出:エスプレッソ、イブリック
粉砂糖のようなキメの細かさで「パウダー」のように細かい粒が特徴
苦味が強く出る為短時間で抽出できる方法と器具を選定
逆に、濃厚で苦味のあるエスプレッソなどに向いています。
番号:5~6
適した抽出:水出し(ウォータードリップ)
極細挽きほどではないものの、濃いコクのある味わいになります。
見た目の粒度も市販のレギュラーコーヒーよりは細かい粒です。
番号:7~8
適した抽出:ペーパードリップ、家庭用のコーヒーメーカー
一般に「グラニュー糖」ほどの粒度と言われています。
このくらいの挽き具合の粉はご家庭で使用する器具で抽出するのに向いています。身近に手にしているコーヒー粉はこのくらいの粗さが多いと思います。
まずは中細挽きを基準にハンドドリップを楽しめたらあとはコーヒー街道まっしぐらです。
ご自宅でペーパードリップでコーヒーを淹れる時は大体この辺りで問題ありません。
番号:9~11
適した抽出:サイフォン、ネルドリップ、フレンチプレス
中細挽きと比べて、抽出に掛ける時間が少し長くても大丈夫な挽き具合です。
ご自宅にサイフォンや、フレンチプレスなどの器具がある場合はこの挽方で抽出すると「スッキリ」とした味わいを楽しむことができます。
番号:12~13
適した抽出:パーコレーター、金属フィルターや目の粗いフィルター
この挽き具合の粒度は「ザラメ糖」ぐらいの大きさ。
結構大きいですよね。これで抽出するのか!?と思いますがご安心を。
味わいとしては、「渋み」「苦味」が少なくスッキリとしています。
それでもコクを楽しみたい方は豆の量を通常の量よりも少し多めにして
抽出してみてください。また違った味わいのコーヒーを楽しめます。
ご自宅の抽出器具、フィルターとの相性もあるのでここまででご紹介した番号を基準に試行錯誤してお好みを見つけるのも一つの楽しみですよね。
自宅でのドリップ方法を伝えることでそれに合わせて豆を挽いてくれたりもしますよ。例えば、「ペーパーフィルターです。」と伝えると、中挽きか、中細挽きあたりになります。
ご自宅で豆を挽く際に使用する道具は大きく分けて2つあります。
「手動式」と「電動式」です。電動式のミルの方が均一ですしラクです。
電動式の場合は臼式とプロペラ式があります。
プロペラ式は少量の豆だと均一になりにくいという弱点もあります。
フードプロセッサーで野菜をチョップするときを思い浮かべてもらえればわかりやすいと思います。ですが値段が手ごろだったりというメリットもあります。
豆をそれなりの量で挽く場合や急いでいるときは特に。
のんびりゴリゴリしている時間は無いですからね。
それでもやはり「手動」で豆を挽く感覚。
あれそのものが好きだという方もいると思います。
私は、とにかくゴリゴリしてなんかやってる感を味わいたいだけ。
電動、手動それぞれメリット・デメリットはありますが
私はやっぱりハンドミルしながら、これから淹れるコーヒーを想像することは
個人的にはそれも一つの楽しみなので、はじめは手動式をおススメします。
値段も手ごろですし。持ち運べますし。
コーヒーミルをどんなものにしようか悩んでいる方には、こちらでミルについて詳しくご案内しています。
ハンドミルについての「コツ」は一定の速度でハンドルを回すこと。
あとはミル内に入れられる豆の容量を限界までいれるより、少し少なめに入れると無理に力をいれすぎないでハンドルを回すこともできる点にもご注意ください。
ハンドル速度が変わってしまうと粒の大きさが均一になりにくくなります。
挽き豆の粒度はコーヒーの味そのものに影響を与えますのでとても大切な作業です。
電動ミルもハンドミル用の器具も多様なものが売られていますが
お好みの器具と好みの挽き具合見つけて楽しいコーヒーライフを過ごしましょう!
最後までお読み頂きありがとうございます。
それではまた次回お会いしましょう。