起業したいけど資金やリスクを考えて躊躇している方は読んでみてください。
あなたの知識や経験をお金に換える仕組み、ほんの少しの「知識差」をビジネスに変える方法について書かれています。
実はスパで見つけて読んでいて、おもしろかったので思わずその場でポチりました。
『ゼロ起業』とは
結論からいうと、ゼロ起業の「ゼロ」は
・コストゼロ(限りなく)
・リスクゼロ(限りなく)
・ありのままの自分でできる
・競合ゼロ(独自性を打ち出す)
・実績ゼロ
と(限りなく)最小限のコストで個人でできる最大限の利を得る。
というコンセプトです。
「低リスク、低資本、低実績」を掲げ、持たざる者が成し遂げるためのバイブルといえるのではないでしょうか。
著者紹介
吉江 勝:経営コンサルタント、経営者、人材派遣会社の顧問を務める。米国企業500社、東証一部上場から中小零細企業まで約700社の企業コンサルタントを手掛ける。主な活動はスーパービジネスマン養成講座(SBM)という会員制コミュニティ
北野 哲正:慶応義塾大学経済学部卒業。㈱ワコール、㈱リクルートを経て、コピーライターとして独立。その後、コーチ、コンサルタント、セラピスト、セミナー講師、カウンセラー、士業、整体師などの“コンサルタント型ビジネス”での独立・起業・集客支援に特化した活動に主軸を移し、「コンサルタントを創り出すコンサルタント」として活躍
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起業したいけれどリスクを考えると……。
起業するためのまとまった資本金がまだないな……。
と悩んでいる人たちにこそ読んでもらいたい。と筆者は伝えている。
本書では、低リスク、低資本、低実績でも可能な起業について紹介されています。
他人と比べ「私なんかの知識程度で……。」と思っている、その「知識」が
実は誰かの役立つものであったりするわけで、いわゆる「知識差」によるビジネスを展開していくことが低実績でも起業できるということに繋がるのです。
あなたの「1」は誰かの「ゼロ」を「1」に変えるための大きな足掛かりになるかも知れないからです。
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本書の流れはまず
「自分自身を知る事」
「自ら行動する事」
「広く発展させる事」
の3構成になっています。自分は何ができるのか、得意なのか、やりたいのか。がわからないとそもそも、何をもって起業するのか決まらないですからね。その上で、自分が売り出すことのできる商品の「市場」がどこにあるのかを考える。
おのずと「商品」と「市場」が見えてくると著者は書いています。
私自身も読みながら考えてみましたがやはりこの導入部分が非常に難しいと思います。漠然と会社に縛られたくない。誰かの言いなりにはなりたくない。とは思うものの自分の価値を考え始めると冒頭にあるように「自分程度の知識なんかで……」と途端になってしまっている気がします。著者はこの自分の強みを見つける作業を
「ファイブ・フォーカス」〈あなたの知識差ビジネス(強みと売り)を発見するワーク〉としています。詳しくは著書の中でご確認ください。
次に起業方法について行動編でご紹介しています。
商品を自分で持つのか、商品を持っている人を引き入れるのか。この章はハッとさせられました。起業と言えば自分自身で商品を持っていなければならないと思っていたからです。たしかに商品を持っている人をプロデュースしたり、コラボすることでも成り立ちますね。だからセミナーや研修会に積極的参加をしようというのも頷ける。
商品のアイデアや商品そのもの(この場合は人になるわけですが)を探しにいくという発想。当たり前の事ですが、そうかと思いました。
発展編は主に「集客」の方法について書かれています。
この本自体は2014年頃になるので今とは少し違っている部分もあれば、当時の理論を発展させた媒体がすでに現在では主流になっていたりしますので、基本的な部分は外れていないということなので、非常に勉強になると思います。
筆者は当時から動画の有効性を説明されていますが、まさにYOUTUBEが良い例ですね。動画で引込み次に繋げていく方法。しかしながら、リアル=対面での営業活動も当然ながら必要であることに変わりは無いようです。
どんなことで起業したらいいかや、どんな流れで進めたらいいのか。などで悩んでいる方は読んでみてください。堅苦しい用語が並んでいるわけでもなくて、心構えとか成功事例などを交えて紹介されているのであっというまに読み終えてしまいます。
実際読み進めながら、自分が起業するときの事を業態まで想像しながら楽しんで読んでいました。このほかに色んな知識は必要ですがモチベーションを上げていくためのバイブルとしていかがでしょうか。
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