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『自分の中に毒を持て』(岡本太郎・著)のレビュー

自分の中に毒を持て(岡本太郎・著) いろいろ
自分の中に毒を持て(岡本太郎・著)

今回ご紹介する本はコチラです。

作者:岡本太郎  出版:青春文庫

Amazon Kindle Unlimited ならお好きな端末で手軽に読むことができます。

『自分の中に毒を持て』 (岡本太郎・著)のレビュー

購入した経緯は、たしかアマゾンのオススメに上がってきてたのを偶々見つけて勢いでポチっと。
くらいの感じだったのですが、届いた梱包を解いて驚きました。
カバーが真っ赤でゴシック体で「自分の中に毒を持て」と大きく書いてある。
開けた瞬間にすっかりパッケージに心を掴まれました。

この本は芸術家として有名な 岡本太郎氏 が執筆したものです。
岡本太郎氏は芸術家としてはもちろんのこと、渡仏したパリ大学では「民族学」も学ぶという異色の経歴も持ち合わせている。1940年に帰国してからは数々の作品を世に送り出す。
1951年には東京国立博物館で縄文土器と遭遇し衝撃を受け、翌年には本まで出版してしまうほどの熱量。1970年大阪万博ではあの有名な「太陽の塔」を制作し全世界に衝撃を与えた。
岡本太郎氏といえば「芸術は爆発だ」という言葉があまりにも有名ですが、それは岡本氏が生きるために常に取り続ける「※選択の結果」湧いてくるパッションによるものであると理解する。
※「選択の結果」については後述

岡本太郎氏が伝えたかったこと

この本のテーマは何か。
それは「生きる」とはどういう事か。

人は生きる為にどのような「選択」をするのか。
前述の「選択の結果に湧いてくるパッション」の件で書きましたが、
岡本氏は選択の仕方で人生は変わると言っています。

必要に迫られ何かを決定する時に、つい「楽な方」へ気持ちが揺れると思います。
実際私もそうです。岡本氏はそのような選択の場面でこそ「きつく」「つらい」方へ
いわば「難しい」と感じる方へ舵を切ることが大事なんだと伝えています。

結果、「世の中は変わらなくても、世の中にチャレンジしたことで自分自身は変わる」

だから闘い続ける。闘い続けることこそ「生きがいなのだ」と言っています。

「生きることは本来何の目的もなく、非合理的である。」
だからこそ探求する中で生きがいを見つけたり、情熱的になれるのだとも言っています。

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不意ににおススメに上がって来ただけの本でしたが、勢いで買ってよかったと思っています。
ブログ自体も停滞気味でこのままやめてしまおうか。とも考えていたのですが、
岡本氏の「芸術は爆発だ」という言葉が生きることへのパッションを表した言葉なのだと、
理解した瞬間に、もう少しだけ。意味は無いのかも知れないし。成果に繋がらないかも知れないけれどもう少し文章を書いてみようかなと思える「心の活力」になりました。

いつかこのブログが私自身の生きがいになるのなら、岡本太郎氏の原点を知ることができたのは
偶然ではなく、必然のタイミングだったのではと思います。

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最後に、

人間本来の生き方は無目的、無条件であるべきだ。それが誇りだ。
死ぬのもよし、生きるもよし。ただし、その瞬間にベストを尽くすことだ。
現在に、強烈にひらくべきだ。

「自分の中に毒を持て」岡本太郎・著 青春出版社

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